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オールスター戦国伝〜水賊関の戦い それは突然のことだった。 地上と海は一種の不可侵条約で結ばれており、 互いに必要量の獲物を狩ることのみが許されていた。 先の大戦で南極大陸を制したオスマン五十川(シロクマ)は、 参謀として活躍したマッシュ島村(ペンギン)とともに、 周辺の制海権を得るため行動を開始した。 海中ではミスティ大野(マッコウクジラ)を筆頭に、 若き猛将ゴメス竹城(イルカ)など鉄壁の布陣を築いている。 互いにけん制しあい、地上と海は一触即発の危機にあった。 その最中、ゴメス竹城はある情報をつかむ。 この戦いの裏に、第三の勢力が動いているということだ。 ゴメス竹城は味方の混乱を避けるため、単独で解決に向けて動き出す。 第三の勢力とは一体何者なのか… 決戦の日まであとわずかな時間しか残されていない。 果たしてゴメス竹城は真相にたどり着けるのだろうか。 そしてこの戦いを防ぐことはできるのだろうか。 真冬の土木作業員〜ひろしの一生〜 ある寒い冬の日、土木作業員のひろしは、 それまで付き合っていた彼女、ひろこから別れを告げられる。 その理由を問うも、ひろこはただ何も言わずひろしの元から去っていった。 それから年月は流れ、 あの日から数年たった同じように寒い冬の日、 ひろしに一通の手紙が届く。 差出人は書いていなかったが、 どうしてもひろこからの手紙である気がしてならなかった。 その手紙には、こう一言だけ書かれていた。 「静岡で待っているわ」 ひろしはすぐに車で静岡へと向かった。 静岡のどこかはわからないが、無我夢中でとにかく向かった。 気がつくと、そこは深い霧に囲まれたちょっと古めかしい町だった。 周りにはだれもいない。 戻る道もわからない。 途方にくれていると、遠くの方でひろしを呼ぶ声がした。 実際には物音ひとつたっていないのだろうが、ひろしには確かに聞こえた。 車から降り、目の前の町に向かって歩くひろし。 彼は今から体験する恐怖を知る由もなかったのだった… |